首都圏子育て世帯の9割、現行支援策では「もう一人産もうと思えない」について頂いたYahoo!コメントを分析しました!
240件を超えるYahoo!コメント
4月22日に、おさかべさやか の記者会見が以下、神奈川新聞の記事となり、それがYahoo!ニュースとなりました。
4月25日現在、245件のコメントをいただきました。
大変勉強になります。コメントいただいた皆さま、本当にありがとうございました。
245件、すべてのコメントに目を通させていただきました。
神奈川新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/868ca870ac029238ec25430cb10c98e7b7afa2e8
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-1166261.html

コメントは大きく以下、3種類に分けられました。
ヤフーコメント
①「経済的な不安や将来の不透明さが、子供を増やすことを躊躇させる大きな要因」、といった少子化の要因についてのご意見。
②「少子化の根本的な原因は非婚化、結婚率を上げる施策が重要」といった、少子化対策についてのご意見。
③「少子化でもいいように変えて行くべき」、といった全く別の角度からのご意見。

少子化の要因は経済的・時間的理由、将来不安、時代の変容など
①の少子化の要因についてのご意見には、以下のようなものがありました。
経済的理由
・少子化の原因は子育てが経済的にはデメリットになるから
・既婚者が希望する数の子どもを生まない理由の不動の1位は、経済的理由。35歳以上だと身体的理由と同程度になるが、若い夫婦を経済支援すれば多少は出生率の改善が見込める
・どちらかといえば塾や習い事など学校施設外にかける教育費の方が家計を圧迫しているのでは。教育ビジネスがこれだけ盛んだと、親のエゴや不安から青天井で教育費に投資してしまう。高所得者が住む都心部などでは特にそれが顕著に現れる
・子育て控除を少しずつなくして増税してきたから、子供が減って当たり前
・首都圏は中学受験するから余計にお金がかかるのではないか
時間的理由
・子供が増えないのは経済的、肉体的な負担はもちろん、家庭に余裕がなくて、とてもじゃないけど子作りするような気分になれないのも一因では
・働き方が変わらない限り無理
将来不安
・政治不信で将来不安、若い親への世間の仕打ち、子育てに非対応な就労環境、高齢者や低所得への優遇のために増え続ける社会保険料や税金が原因。コロコロと変わる政策で、政党が変わる度に所得制限つけたり無くなったり。児童手当だってあと10年後に支給されているかも分からないのに、子供増やそうと思うわけがない
・コロコロ変わる支援策なんか見ながら子ども産むか考える人なんてそんなに居る??理解出来ない
時代の変容
・日本の少子化の根本的な原因は非婚化
・婚姻数の減少、少母化の問題
・昔の人が子供を何人も作った理由として「跡継ぎ期待」「老後の面倒の期待」がありましたが、現代では「安定したサラリーマンがいい、会社や事業を継ぎたくない、妻も大反対する」「子供には期待できないから自宅を売って老人ホーム」という感じになってきたのが大きい
・少子化の原因は「選択の自由」。つまり 少子化と人権のジレンマの状態にあるということ
・人々が自己実現やら自己の豊かな生活を優先し、子供を育てることでこれまでの自由で豊かな生活を失う、子供は自己の発展の足かせになる、妨げになる、そのように生活の豊かさを子供に求めなくなってきた、世の中の価値観の変貌によるものではないか。 それならばそのような価値観を作り出している社会を変えない限り、子供は増えない
少子化対策は経済的支援、時間的支援、若者支援など
②の少子対策についてのご意見には、以下のようなものがありました。
経済的支援・インセンティブ
・子育てしても有り余るくらいの手取りの給与が得られるようになること、十分な年金で老後の心配がなくなることが1つの家庭に子供を増やすことに繋がる
・一家で1人働けば十分な給与があった上で、手当みたいなインセンティブがあれば増える可能性はある
・産めば産むほど裕福になるなら絶対に増えるでしょ。 給付じゃなくて所得減税とかしてくれたらいいのに。 一人目は年10%減税、2人目は20%…みたいに産むほど減税率が多くなっていくとかどうだろう?
・結婚したら税金を安くして、その後、出産軽減税率とか、子どもを産むほど労働に対する税金を安くする方が有効だと思う。 子どもを作ったら二重課税課せられて、働けどカツカツの生活を強いられる今のルールでは、子どもを作らない選択をする家庭が増えるばかり
・3人産んだら所得税が0円だとか、家のローンがなくなるだとかやってみたら?そしたら頑張る夫婦も多いのでは
時間的支援
・夫婦共働きの上で必要なのは金でなく時間
・金じゃなくて男性に育児家事協力させろ。女性に負担がいっているだけ。 首都圏→共働き普通、地方→女性働けない
・お金の余裕と時間の余裕、両方無いと育てられない。リモートワークは子育て中の親には必須とかにしてほしい
産まないことへのペナルティ
・解決のためには子育て家庭に給付し、子育てしない選択には課税することが必要
・独身税は効果がある
・子無しは年金支給を無し
・子孫の稼ぎが多いほど、年金が増え、子孫がいなければ年金がない、これぐらい極端にしないと子供は増えない
若者支援
・対策すべきは行き過ぎた教育熱の抑制と婚姻率の上昇
・既婚者に「もう一人生ませる」ことは難しいかもしれないが、若い夫婦そのものを増やせば
・支援するならこれから結婚を考えてるような男女若者に支援してあげた方がいいのでは?
全く別の角度からの意見
③の全く別の角度からのご意見には、「少子化でも回る社会にすべき」というものがありました。
少子化でも回る社会にすべき
・少子化でもいいように国のシステムを変えて行くべき
・少子化は先進国共通の現象。子沢山にする必要が無いから少子化になる。そもそも、高齢化による需要減&機械化による人手不足対策が出来る先進国で、無闇に人を増やす理由が何一つ無い
・もう少子化対策はほどほどにして、少子高齢化でも問題ない社会にするような法整備のほうを進めてほしい
・少子化人口減は先進社会特有の現象です。早く人が少なくても回る社会の構築をすべき
・子育て支援はもうやめてください。 少子高齢化は止まらないです。 それよりも全国民の生活レベルが上がる政策をとってください
貴重なご意見の数々、ありがとうございました。
これらを参考に、今後もアンケート調査を行ない、皆さまの声を可視化し、メディア方々が記事にすることで世論喚起し、国に届け、より良い方向に進むよう、努力して参りたいと思います。
横浜市会議員 おさかべさやか