スーツが穴だらけ
2023年に初当選し、行政の方に議員章を付けていただいたことが、とても印象深く記憶に残っています。
付けていただいた時は、とても嬉しかったのですが、しばらく経って、スーツが穴だらけになっていくことに気が付きました。
男性のジャケットの多くには、左襟にフラワーホール(ボタンホール)がありますが、市販の婦人服のジャケットには、フラワーホールがないため、生地に直接穴を開けることになってしまいます。
子ども服をよくリサイクルしている私としては、とても違和感があり、マグネット式のき章など生地を傷めなくて済むようにはできないかと、提案しました。
金の価格高騰で経費も上がる
初めは、生地を傷めないようにする話からスタートしましたが、金の価格高騰で、経費が上がっていると知りました。
横浜市会議員のき章には、本章、指定都市市(議)会共通議員章、略章の3種類があります。
それぞれの2023年の価格は、本章/2万8200円(税抜き)、指定都市市(議)会共通議員章/3万円(税抜き)、略章/2万9000円(税抜き)、になります。
それが、議員数86名分、費用として掛かっていました。
指定都市市(議)会共通議員章は、初当選した時にだけ配布されますが、本章と略称は、当選のたびに配布されていました。
2023年の3種類のき章にかかった経費は、695万7500円(税込み)でした。
その金額を聞いて、私は驚いてしまいました。
本当に必要な経費なのだろうか、と。
略章は希望者のみに変更
市会運営委員会にお願いして、検討していただいた結果、今後、議員き章の略章は、初当選議員には配布するものの、2期以上の議員は希望者のみに交付することに変更となりました。
マグネット式のき章は、現行のものより外れやすく、紛失の懸念があることから、現時点での導入は見送ることになりました。
本章は、裏に当選年数が掘られているため、当選ごとの配布のままとなりました。
(なお、指定都市市(議)会共通議員章は、上記にも記載したとおり、初当選時のみの配布です。)
き章の材質自体を見直している、他都市もあります。
横浜市でも検討したそうですが、材質は今のところ現状維持、となったとのことです。
まずは、第一歩の改善となりました。
個人的には、まだ経費削減できるのではないかと思います。
今後も市民目線で、主婦の感覚を活かして、あるべき議員の姿を見つめて行きたいと思います。
横浜市会議員:おさかべさやか