横浜市「こども・子育て基本条例」がマニフェスト大賞最優秀賞を受賞しました。
昨年度、横浜市こども・子育て基本条例が制定されました.。
私はこの条例案のプロジェクトチームの役員として、実際に文章を作成しました。
ここでは、この条例の特徴を分かりやすく説明いたします。
包括的な施策推進
まず、この条例の大きな特徴は「包括的な施策推進」です。
条例には「施策を総合的に推進する」という言葉が何度も出てきます。
これにより、どの部署がどのような施策を行う際にも「子どもの視点を取り入れる」ことが求められます。
他の自治体の条例が特定の分野(例えば教育や福祉)に焦点を当てるのに対し、横浜市の条例はあらゆる分野を包括的に取り扱っています。
次に、この条例は、子どもの意見を施策に反映させることを明確に義務付けています。
これにより、子どもたちが自分の意見を表明し、それが実際に考慮されることが保証されています。
他の自治体でも子どもの意見を尊重する条例はありますが、具体的な施策反映の手続きを明確に規定している点で、横浜市の条例は先進的です。
また、市民や事業者、育ち学ぶ施設の関係者の役割も詳細に規定されています。
具体的な行動を明示することで、より協力的な社会を構築しようとしています。
第19回マニフェスト大賞のローカル・マニフェスト部門で、最優秀賞を受賞
横浜市が子どもと子育て世代に優しい都市として発展するための礎に、この条例がなって欲しいと思っています。
そして、大変嬉しいことに、
この「こども・子育て基本条例」が、第19回マニフェスト大賞のローカル・マニフェスト部門で、最優秀賞を受賞しました。
余談となりますが、私が昨年4月に発表した「未就学の子どもを抱えて当選した議員へのアンケート調査」もエリア選抜に選ばれました。
マニフェスト大賞は、政策や公約の実現に向けた取り組みを評価するものです。
受賞の理由は、条例を作成し、市民にアピールし、結果を検証する、という一連のサイクルが優れたモデルとして評価されたからです。
また、「こども・子育て議員連盟」を超党派で結成し、こどもの意見を聞く場も設置して、政策の充実と主権者教育を想定している、と評価いただきました。
子どもの意見を施策に反映させることを明確に義務付ける
この条例は、子どもの意見を施策に反映させることを明確に義務付け、これにより、子どもたちが自分の意見を表明し、それが実際に考慮されることを保証しています。
他の自治体にも子どもの意見を尊重する条例はありますが、具体的な手続きを明確にしている点で、横浜市の条例は先進的です。
今回の受賞が後押しとなり、子どもたちの意見が反映され、次世代にとって住みやすい横浜につながることを期待しています。
横浜市会議員:おさかべ さやか
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