不登校児の健康診断、未検査の問題
横浜市には、8000人近い不登校児がおり、健康診断を受けていない可能性がありました。
不登校という状態自体が、身体的、精神的リスクを抱えていて、子どもは、精神的ストレスが身体症状化しやすく、大人に比べて心身症になりやすい、と言われています。
また、背骨が横方向に曲がってしまう、脊柱側弯症(けいついそくわんしょう)は、小学校高学年から中学校といった思春期に最も多く発症します。
こういった、子ども特有の病気を、見落としてしまうことにもなります。
私は、この問題について、2024年3月7日の予算委員会で、教育委員会に早急に取り組むよう要望しました。
2026年7月から実施
今年度(R8年度/2026年度)から、内科及び歯科の定期健康診断・未受診者は、対象者に案内を行い、学校医・学校歯科医の医療機関で個別に受診できるようになります。
今年度の個別受診の実施期間は、2026年7月1日~2026年9月30日までとします。
手順としては、まず健康診断・未受診者に、関係書類が配布されます。
保護者は、学校医・学校歯科医の医療機関の予約後、受診します。
もちろん、無償になります。

個別受診後は
受診後は、保護者が「個別・健康診断票(内科・歯科)」を学校へ提出します。
学校側で、受診結果を校務システム等に入力するなど、児童生徒の健康診断票に記録します。
個別受診の実施期間後は、「個別・健康診断票(内科・歯科)」が未提出ではないかなど、受診状況を把握できていない対象者の状況を確認します。
個別健診が未受診の場合は、「当日欠席等で健康診断を受けられなかった場合の対応」に沿って、健康状態を把握し、適切な支援を行います。
この場合、学校はお子さんやご家庭と定期的に連絡を取ることに加えて、年度当初に提出していただく保健調査票や、一人一台端末を使って健康状態の把握をしたり、場合によってはスクールソーシャルワーカーなどとも連携したりしながら、健康状態等の把握を行います。
わずか2年での一斉導入の実現に、教育委員会の並々ならぬ努力があったであろうことを感じます。
また、医師会、歯科医師会の皆さまのご理解、ご支援があってこそだと思います。
ここに、「誰一人取り残したくない」という、みんなの思いがあると思います。
今後も、すべての子どもたちにとって必要な支援に、取り組んで参ります。
横浜市会議員:おさかべさやか
【関連記事】
・おさかべ さやかHP
不登校児の健康診断、未・検査問題を改善すべき
https://osakabesayaka.com/2025/05/19/health-check-2/
・朝日新聞
不登校の子に個別健診 新年度から横浜市
https://www.asahi.com/articles/ASV2142GSV21ULOB001M.html
・朝日新聞
不登校の子に校外健診 病気リスクを見逃さず 横浜市教委が試行https://www.asahi.com/articles/ASTBP43T2TBPULOB004M.html
・教育新聞
不登校の子へ「健康診断の機会」確保 横浜市と仙台市で来年度実施
https://www.kyobun.co.jp/article/2026020405