令和5年から本格的にスタート
横浜市が、居住促進プロモーションを本格的にスタートさせたのは、令和5年度からで、「横浜移住サイト」も公開されました。
〈参照〉
横浜移住サイト〜だから横浜で暮らしたい〜
https://iju-sumu.city.yokohama.lg.jp
居住促進プロモーションとは、新しい人や家族に、その地域に住んでもらうために行う宣伝や活動のことです。
具体的には、その地域の魅力や住みやすさを伝える広告やイベント、情報発信などを通じて、移住や定住を促す取り組みです。
たとえば、「自然が豊かで暮らしやすい」「子育て支援が充実している」「交通アクセスが良い」など、地域の良さをアピールし、住みたい気持ちを高めることが目的です。
そして、これにより、人口の維持や地域活性化を図るのが狙いです。
横浜市も将来にわたって人口を維持するため、多くの方に転入して来てもらいたい、また、今住んでいる方々には住み続けてもらいたい、そのために行なっている事業が、居住促進プロモーションです。
子育て世代の奪い合いが激化
どこの自治体も税収を確保するため、働き盛り、つまりは子育て世代に転入してもらいたく、子育て政策を打ち出して、子育て世代の奪い合いを激化させています。
ですが、子育て政策に投じられる財源は東京には敵わず、東京の独り勝ちで、結果として消耗戦の様相を呈していることに、私は危惧を抱いていました。
そこで私は、結婚などのライフステージの変化を迎える“若い世代”をターゲットにすることが、他都市との差別化になり、転入増につながるのではないか、と提案していました。
ウェディング・プロモーション
今年(2025年)の第二回市会定例会では、「ウェディング・移住プロモーション」を要望しました。
横浜市にはたくさんの素敵な式場やチャペルがあり、多くのカップルがウェディングフォトの撮影に訪れたり、結婚式の打ち合わせに何度も足を運んだりしています。
私もみなとみらいで挙式を上げた一人です。
結婚というライフステージの変化は、移住と親和性が高く、是非進めて欲しいとお願いしていました。
令和7年度(2025年)から私の要望が実現され、市内の結婚式場で「子育てしたいまちブランドブック」やプロモーションパンフレットを配付していただいています。


進学や住宅購入など、ライフステージごと
結婚や出産などは大きなライフイベントですが、それ以外にも進学や住宅購入など、ライフステージごとに大きな人生の節目があります。
そうしたライフステージの変化を捉えたプロモーションを行うことは、より高い効果が見込めると思います。
実際に、横浜市の不動産との連携も進めるようになりました。
こういった地道な営業が、ボディブローのように効いてくると考えています。
そして、早い段階から横浜の暮らしの魅力を知ってもらうことで、どこに住もうかと検討する際に、横浜の優位性が高まると思います。
横浜市の人口の維持は、横浜市会議員の責務だと思っています。
これからも、貪欲にあらゆる機会を捉えて進められるよう、知恵を絞って行きたいと思います。
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横浜市会議員:おさかべさやか