青葉区公園の水遊び場はゼロ
私は、横浜市で一番公園の多い街、青葉区の公園233か所をすべて回り、子どもと一緒に公園巡りを趣味としています。 ところが、こんなに公園の数が多い青葉区には、水遊びできる公園が1つもありません。
親水公園として、桜台公園、もえぎ野公園、藤が丘公園の3つには、池やせせらぎがありますが、乳幼児が遊べる水遊び場にはなっていません。
横浜市の水遊び場はわずか8か所
横浜市全体を見ても、水遊び場はわずか8か所しかありません。(以下の表を参照) 年々、夏の暑さが増している中、オムツの取れていない乳幼児が入れるプールは極めて少なく、夏の居場所に困っている保護者は多いと思います。 マンション住まいであれば、近隣住民に迷惑をかけてしまうため、ビニールプールで遊ぶこともできません。
水遊びは非認知能力を身に着けられる場
水遊びは、顔に水がかかった、けれど、楽しい、その経験を通して、子どもが顔を洗えるようになる、といった生活面の練習になります。 また、せせらぎでおもちゃを流して、「流れる」「集まる」「沈む」などの概念を学ぶことができます。 観察力や集中力、想像力などの非認知能力を身に着けられる、最適な場だと思います。
逆に、親と一緒に水遊びをしたことがないのに、いきなりプールやスイミングのレッスンに連れて行かれるのは、子どもにとって無理をさせることになります。 泳ぎを学ぶ上でも、まず水に触れることは楽しい、という前提がないと、なかなか難しいのではないでしょうか。
水遊びイベントを要望
2024年2月26日の予算委員会で、こども青少年局に対し、公園の水遊び場を今すぐ作れなくても、水遊びイベントを行なってもらえないか、と要望しました。
以下公園にて、実現されました。
【2024年 水遊びイベント・体験を楽しむことのできる公園 (5ページ 別紙2に記載)】
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kankyo/2024/0702koen.files/0004_20240701.pdf
私の住む青葉区では、2024年8月頭に美しが丘公園にて、水遊びイベントが実施されました。
しかし、モデル実施だったため事前に周知されることはなく、当日公園にいた方々のみの参加となり、大変残念でした。
水遊び場のなさ、子どもたちの夏の居場所のなさは、横浜市のウィークポイントだと思っています。
夏の暑さのなかでも、子どもたちが笑顔で遊べるように、親子で無理せず過ごせて子育てしやすいように、今後も意見して行きたいと思っています。
また、夏の暑さ対策として、冷却人工芝など新しい技術を調査・検討して欲しい、と要望しています。
引き続き、改善していくよう、自分自身も学びながら、進めて行きたいと思います。
横浜市会議員:おさかべさやか